『淫堕の姫騎士ジャンヌ』ゲームシナリオより抜粋 |
【ユーワ】
「ひいっ!」
襟口や袖口から不気味な感触が入り込む。生温かく濡れた粘体が、肌に腐液を塗り込みながら這い登ってくる。脚のほうも同様で、フリルに飾られた清楚なスカートの中に蛇のような触手が次々に侵入する。
【ユーワ】
「ひゃああぁぁぁぁっっ! いやああぁぁぁっ!」
ヌトヌトと生臭い粘液に肌を汚されて、ユーワは悲鳴を吹きこぼした。
触手がうねくるたびに、ドレスに不潔な液体が染み込んでくる。すると青く可憐な衣裳は、ドロドロに濡れて美少女の肢体を妖しく包み込む。それはあたかも美しい蝶が、蜘蛛の糸に搦め捕られていくようであった。
【ユーワ】
「やめてっ! 助けてぇっ、お姉様っ!!」
触手が下着にまで入り込むと、叫びはさらに大きく部屋の壁を叩いた。
【ジェリク】
「お姫様にしては少しばかり騒々しいな」
ダークエルフの意志を感じ取り、触手の一本がユーワの唇に迫る。不気味なワームにも似た肉鞭が、少女の唇を強引にこじ開ける。
【ユーワ】
「むうぅ……っ! いひゃぁうぅぅっ!!」
必死の抵抗もかなわず、猛烈な異臭と共に触手が口腔内にねじ込まれた。侵入した触手の先端が割れ、中からイソギンチャクのようなさらに細い触手群がせり出してくる。同時に夥しい腐液がドクドクと喉奥に流し込まれてきた。
【ユーワ】
(な、なに……これ……き、気持ち悪いよぉっ!)
これまで大切に育てられてきたお姫様にとって、初めて味わう味覚と臭気だ。少しでも逃げようと縮こまる舌が、細触手につかまれて無理矢理伸ばされる。そして暴かれた舌腹の上に、ドロッと粘液が吐きかけられた。
【ユーワ】
「むぐうぅぅぅっっ!」
塩苦い濃い半ゼリー状の粘液が舌や歯茎に絡みつく。生臭い臭気が鼻腔に満ちて、目眩がしてくる。あまりのおぞましさに赤毛が逆立ち、大の字の身体が仰け反って痙攣した。瞬きを繰り返す瞳から涙がポロポロこぼれる。
触手に占領された唇の端から涎と混ざった粘液が溢れ出るが、注がれる量のほうが多かった。行き場を失った腐粘液は、少女姫の喉奥へと雪崩れ込んでいく。
コクッ……コクッ……コクッ!
押し返しきれず喉が鳴るたびに、食道を灼けつくような熱が駆け下っていく。それが行き着いた先、胃の底がカアッと熱くなって疼き出す。
【ユーワ】
(ああぅ……おなか……おなかが……熱いぃっ!)
【ユーワ】
「んむ……く……フむぅぅンッ!」
苦しさに汗まみれの顔を振って悶えるユーワ。しかし触手の脈動は治まらず、注がれる粘液も途切れる様子はない。
【ユーワ】
(く、くるしいよ……もう……飲めないよぉ!)
とても堪えきれず、ユーワは触手にキリキリと歯を立てて反抗した。だがゴムのような弾力を持つ粘体の表面は意外なほど頑丈で、少女の小さな歯並びではとても対抗できるモノではなかった。
却って怒った触手が姫の口の中をムチャクチャにブラッシングし始める。
【ユーワ】
「ひゃううぅぅぅううぅぅっっ!!」
かわいい舌の表側裏側、柔らかな頬の内側、敏感な上顎の裏、歯の隙間までありとあらゆる粘膜がおぞましい肉筆で撫でくすぐられる。
その異様な感覚はダイレクトに脳を揺さぶって、少女の理性を削り取っていく。
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